会長挨拶:HPリニューアルに当たって
岡山白陵同窓会会長(5期生:昭和58年卒)入江 寛


2020年6月1日

新型コロナウイルスもやっと落ち着き、母校も6月1日から再開されました。このタイミングに合わせて、岡山白陵同窓会HPをリニューアルしたことを報告させて頂きます。 これまでの「岡山白陵高校同窓会公式ウェブサイト」は、2009(平成21)年7月に作成され、年1回の同窓会報を補充するものとして、タイムリーに、母校運動会、東京同窓会、同窓会総会等の情報を知ることができ、便利でした。ただ折角なら、母校や同窓会の情報をもっと知りたいし、双方向のやり取りができたらなと思っていました。 時代は変わり、連絡手段は、もはや、郵便ではなくSNSが中心となりました。そこで、当同窓会も、今回、同窓会HPをリニューアルすることとしたものです。カバー写真は、母校の校歌のイメージから、山と吉井川に囲まれた校舎の写真を選択しました。

5期の私たちが卒業した時、私たちを含めた母校の卒業生は全部で約300人でした。同窓会会長になった2017年度に卒業生が6000人を超え、現在は約6500人にも上ります。5期の立場からすると20倍というのは驚愕であり、同時に大変魅力的な人材の宝庫に見えます。日本そして世界の多種多様なところで活躍されているのだと思います。

同窓会会長になったとき、この人材の宝庫の中で、同期同士はもちろんのこと、上の期(1期)から下の期(今42期)まで、職種毎に、地域毎に、有機的に関連して太い円柱がぐるぐる回ってるような同窓会組織を創りたいと思いました。円柱の右上にいる同窓生も、円柱の左下にいる同窓生も、他の同窓生たちを通じてつながることのできるような同窓会です。 2017年夏季同窓会役員会での役員の皆さんの意見も同様の考え方であると理解しました。 そこで、2018年11月の同窓会総会で、同窓会の理念として、 「縦の糸(先輩後輩)、横の糸(同期)、斜めの糸で(地域、職種等)、“つながり”を創り、結び、回し続ける大きな(太くて丸い)柱のような同窓会を目指したい」を発表しました。

私は、東京の私立大学に行き大海の中で波に揺られていた状態でしたが、周りの知人の助けを得て流されないように自身の立ち位置を確認しながら進み、時間はかかりましたが運良く社会に対応することのできる道を見つけて進んでいる状態です。自身を流されないように確立するには、自身がしっかりその意識を持つことはもちろんですが、知人からそのきっかけを与えられた、また、知人がその意識を強固にしてくれた場合も多いものと思います。まさに創設者三木省吾学園長のことばの「人生は他人から教えられることの方が遙かに多い。良き先輩を持ち、また良き後輩に恵まれ」(高砂白陵校庭内「日時計」銘板「同窓会のみなさんへ」の一文)、人とのつながりを創ることにより、助けられたり、今後の新たな目標の設定及び実現に進んでいくことができるものと思います。そのつながりを創る一つの手段が、常時つながっているHPであり、連動する Facebook です。

同窓会として、このHPに、同窓生の皆さんを元気づける、勇気づける、役に立つ、楽しませる等々の情報をタイムリーに掲載していきたいと考えています。皆さんからの投稿もお待ちしていますし、連動する Facebook にて、意見交換を宜しくお願いします。

同窓生の皆様におかれては、健康に留意され、各自の目標に向かって、ますますご活躍いただくことを、心より祈念しております。  

校長挨拶:岡山白陵高等学校同窓会の皆様へ
学校長 大森 博幸


2020年6月1日

 新型コロナウイルスという予期せぬ惨禍で岡山白陵も3月初めからから5月末まで休校を余儀なくされました。
 卒業生の皆さん、健康、安全にお過ごしですか。特に東京、大阪、兵庫等の感染リスクの高い地域にお住まいの方々は感染防止と経済社会活動のバランスをとることに日々苦心されておられることと思います。その中で、医療に従事されている方々は常に最前線でこの未知のウイルスと闘っており、大変な毎日の連続であると推察します。くれぐれもご自身のお身体に気をつけたうえで、岡山白陵で培った高潔、真摯、誠実、謙虚な姿勢を貫いて、他者のために誠心誠意、尽くしてもらいたいと思っています。
 さて、同窓会のホームページをリニューアルとのこと、卒業生同士の「絆」が今まで以上に強固になっていくものと期待しています。
 本校の明るい近況としては、旧テニスコートの位置に4階建ての瀟洒な新しい校舎(南館)の建築工事が進んでいることが挙げられます。令和元年12月9日に起工式を行い、来年3月完成予定です。1階は230名ほど収容できる大食堂、2階は被服教室と調理教室、3階は技術教室と情報教室、そして4階は音楽教室と多目的ホールが入ります。約200席を有する多目的ホールは「ミネルヴァホール」と名付け、ステージと階段状の客席が同一空間に共存するオープンステージ型式をとっています。各種集会、イベントに利用するだけでなく、ディベート大会等、生徒の情報発信の場としての活用も視野に入れています。卒業生にも、同窓会総会はもちろん、各期の同窓会等において、食堂およびミネルヴァホールを大いに活用してもらいたいと思っています。
 実は、この新校舎については、4月終わりに発行予定であった同窓会報に載せるつもりでした。コロナの影響を受けて同窓会報発行を延期したため、ここでお伝えすることになった次第です。また今後、この新校舎建設に関しての寄付金依頼の文書も届くと思いますので、その節には、母校の発展のため、そして後輩たちへの激励の思いをこめて、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 1995年1月(17期生が高3)の阪神・淡路大震災、2011年3月(33期生が卒業後すぐ)の東日本大震災、そして、身近なところでは2018年7月(41期生が高3)の西日本豪雨災害、我々日本人は度々の災害を経験してきました。その時その時に力を合わせて、耐えて、それを乗り越えて、復旧、復興への道を歩んできました。この度のコロナ禍は目に見えない災禍で精神的に多大なるストレスを抱え続けるという面もありますが、しっかりと前を向いて対処し難局を克服していくことが求められています。我々岡山白陵教職員も休校中オンラインによる動画配信等いろいろと工夫を重ねてきましたが、感染防止への注意を払いながら、6/1に約3か月ぶりに学校を再開するところまできました。
 卒業生の皆さんも、それぞれがそれぞれの立場で、今できることをしっかりやり遂げ、次に向かって一歩ずつ進んでいってください。皆さんのご健康、ご多幸を心から祈っています。

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